市政報告Vol.15 「進む市内産農産物の活用」学校給食と都市農業!! 川崎市議会議員 矢沢たかお
川崎市中学校給食での市内産農産物の使用が順調に進んでいます。今年1月から完全給食を開始した自校方式4校では、給食初日に人参、大根、白菜、小松菜、長ねぎを使用した「かわさきそだちの野菜スープ」を提供。その後も市内産ブロッコリー、ほうれん草、のらぼう菜、キャベツ、きゅうり、じゃがいもが使用されています。加えて、南部学校給食センターが完成し、今年9月から市立中学校22校(約1万3500食分)に対して給食の提供が開始されました。
市内産農産物の使用状況を月別に見てみると、9月はナス276kg、10月はブロッコリー143kg、11月は人参968kg、大根851kg、キャベツ993kg、12月は人参518kg、大根1142kg、ブロッコリー111kg、キャベツ1384kg、カリフラワー56kgが使用される予定です。今年1年間での使用量は約7597kgで、金額にすると約180万円になる見込みです。
市内生産者から提供される農産物の集荷作業は、宮前セレサモスで行われます。それぞれの農産物は専用のトレイに詰められ、セレサモスに納品、セレサ職員の皆様が市教育委員会の定めた納品規格、品質基準を確認し、検品、そしてセンターへの出荷作業を実施しています。
私がこの工程を視察させて頂いた際、生産者の方々から「計画栽培は大変だが、自分が作った野菜が、子ども達の給食に使われるというのは、責任を感じると同時にやりがいになる」といったご意見を頂くことができました。
今後、南部給食センターに続き、中部、北部のセンターも12月から本格稼働となります。全52校で完全給食が導入され、全校統一献立での市内産農産物の活用が毎月1回程度を目標に進みます。地産地消の推進はもちろん、子どもたちが地元農産物を知り、都市農業を学ぶ食農教育の観点からも、将来的には市内生産者それぞれの農業経営の安定化、生産意欲の向上にも繋がるといった観点からも意義のある取組と考えます。今後も諸課題に向き合いながら、事業が順調に進むよう取組んで参ります。
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4月26日
4月19日