『せいじのみかた』VOL.95 部活週2日休養は生徒より教員のため!? 神奈川県議会議員 飯田満
県議会文教常任委員会で繰り広げられた「部活の休養日設定」についての議論をお伝えします。
〈飯田〉3月スポーツ庁は部活の活動時間や休養日を明記したガイドラインをまとめた。本県も早々の方針策定に至ったが、なぜ方針等が必要なのか。
〈教育局〉国も県と同様、部活動の存続と持続可能な部活動を維持して行くために必要と考えている。
〈飯田〉言うならば、一つに、今と昔のスポーツの指導方針が違うこと。二つに「働き改革」が要因なのではないのか。
〈教育局〉様々なものを含め、それを反映させる形で方針を策定している。
〈飯田〉昨年12月、県立学校勤務実態調査が行われた。その結果、教員の部活動に対する負担感が大きいという結果が出た。早々の方針策定に至った要因は、教員の働き方に配慮した現れではないか。であれば、今回の方針で顧問は「部活動指導計画書」を策定し、学校長に提出するとある。これこそ教員の負担を増やし、働き改革に逆行するのではないか。
〈教育局〉今後の教員は、年間指導計画を作成し、計画的に指導や支援を行うことが重要と考えている。計画に基づく効率的な部活動運営が教員の負担軽減に繋がるとも考えている。
《論戦は次号に続く》
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4月26日
4月19日