一人によりそう。明日へつなぐ 市政報告 通級指導教室の体制整備が一歩前進 公明党川崎市議会議員団 田村しんいちろう
本市の通級指導教室で指導を受けている児童生徒数は1014名で、10年前と比較しますと1・6倍増となり、増加傾向が続いています。通級指導教室とは、通常の学級に在籍する言語や情緒障害等がある児童生徒に対して、別室で特別な指導を通級により受けることです。
現在、小学生が通級指導教室を利用する場合は、設置校への保護者による送迎が求められています。しかし、共働き世帯やひとり親世帯の増加に伴い、保護者が送迎に負担を感じ、障壁となり、利用できない児童が一定数存在しているという課題があります。その解決に向けて、改善を求めてまいりました。
教育委員会は、従来通り児童が設置校に通う方式に加え、通級担当教員が在籍校へ訪問する巡回方式の導入とともに、保護者の負担軽減や巡回方式の拠点として指導の効率化を図るため、設置校へのアクセスが不便な地域にエリア拠点校を新たに設置することを明らかにしました。
令和4年度は宮前区から、現在の通級指導教室(宮前平小・富士見台小)に加え、白幡台、南野川の2小学校をエリア拠点校とし、白幡台エリアでは菅生・稗原・犬蔵、南野川エリアでは野川・西野川・有馬のそれぞれ3小学校を対象とし巡回指導を行います。
本来、通級指導教室を必要とする子どもたちの潜在的な利用需要に応えられるようになり、児童が通級指導による効果が発揮でき、充実した学校生活が送れることを期待しています。
本市は人口や世帯の増加に伴い、民生委員児童委員定員数の増に委嘱が追いついていない状況です。本市地域福祉実態調査では、市民の認知度は50%と半数が知らない現状です。12月の一斉改選に向けて、充足率の向上、負担軽減、広報・普及が重要と考えます。
市長は、「5月号の市政だよりに活動を特集することや、活動現場に足を運び意見交換をさせていただき、さらに認識を高め、役割や重要性をより多くの市民に知って頂くため努力していく。また、さまざまな地域の関係者の協力を得ながら、候補者を適切に確保し、一人ひとりが活動しやすい環境づくりを進めていく」と約束しました。
|
|
|
|
|
|
4月26日
4月19日