菅生小学校の5年生120人が6月16日、総合的な学習の一環として平瀬川の源流の一つである水沢の森を訪れた。市民ボランティア団体「水沢森人の会(本郷一雄代表)」のメンバーが案内人を務め、児童らは五感で森を体験した。
郷土愛を育成
「平瀬川ウォーク」と題した総合学習。郷土愛を育もうと、地域の財産である平瀬川について、1年を通じて流域や自然、歴史、それらを守り続ける人々などについて調べる計画だ。
児童らはこれまで、座学で「探索」の準備を進めてきた。今回は「平瀬川の源流はどこなのだろう」「どんな虫が生息しているのだろう」「両岸はどうなっているのだろう」「森人の会は何をしているのだろう」などの疑問を解決しようと、観察活動に臨んだ。
五感で体験
当日のガイド役を務めたのは、宮前区の市民健康の森(水沢の森)の緑地管理を行う同会の22人。児童らは12班に分かれ、水に触れて温度を確かめたり、鳥の鳴き声を聞いたり、木の実を探したりと、五感を駆使して学びを深めた。今後の学習で調べを進める疑問を持ち帰ろうと、代表児童がパソコンを持参し、気になる景色や音を、写真や動画で収める姿も見られた。
観察会を終え、鈴木遥月さんは「アジサイが咲いていて、虫もたくさんいた。水沢の森は自然が多く、平瀬川などいろいろな所につながっていることも分かりました」と感想を話した。
本郷代表は「水沢の森の自然を残すためには、平瀬川の改修が必要だ。こうした課題を次世代に託していくためにも活動を続けていきたい」と思いを述べた。
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