クレイアート作品展を開催する 白井 志津子さん 土橋在住 78歳
樹脂粘土に命吹き込み
○…粘土作品を創作するクレイアート教室を主宰し約30年。4回目となる作品展を、6月17日〜21日にJAセレサ川崎宮前平支店で開催する。「生徒さんが一生懸命作った20作品が並ぶ。貴重な発表の場なので、みんな喜んでいる」とほほ笑む。自身は「秋の気配」をテーマに、本物とみまごうススキ・キキョウ・ハギ・ナデシコの4種類の植物を作り上げた。来場者との交流も楽しみの一つ。「率直な感想を聞けるのが醍醐味」と作品展を前に心を躍らせている。
○…父は、戦後に作られた「武蔵野音頭」保存会の会長だった。「保存会は解散したが、青年の家にある碑を見て思い出してもらえたら」。高津高時代にはオペラに夢中になった。「声楽家の音楽教師の影響。友人と何度も上野まで観に行った」と当時を懐かしむ。
○…農協に勤め23歳で結婚。長男・長女の子育てが一段落したころ、デパートの催事で見た粘土作品に心を奪われた。好きになると徹底的に突き詰める性分。原付バイクの免許を取ってカルチャーセンターに通い、4年で師範の免許を取得した。時を同じくして外国人留学生の受け入れも始めた。毎年一人ずつ7年間。今も交流が続く留学生との絆は財産だ。「アメリカに呼ばれたり、来日した家族と一緒に旅行したり。忙しかったけどやってよかった」
○…子どもたちはすでに独立。4人の孫にも恵まれた。どんな活動にも協力を惜しまない夫への感謝を忘れない。「一緒にお気に入りの古民家に泊まるのが最高の贅沢」という。カメラも趣味の一つ。とん森谷戸の自然を守る会の活動中の一枚が、宮前区の写真コンテストで入賞したこともある。「スマホで撮っただけよ」。花は飾るが、飾らない性格。
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4月18日
4月11日