市政報告 「保育園に入れなかったら…」不安を解消するために 川崎市議会議員 石川けんじ
今年4月の認可保育園の入所に向け、いま区役所では選考が行われています。昨年、10月の利用申請数は、一昨年より2234名多い3万1527名と年々増加しています。就学前児童に占める申請率もこの4年半で27・4%から38・6%へと10%以上増加しています。こうした中で、認可保育園に申請しても、入れなかった待機児童(市は「保留児童」と表現)は、昨年10月、全市で4334名にも上ります。宮前区でも、待機児童(保留児童)は494人で、一昨年より57人減ったものの、入所に関する不安は、なお深刻です。
川崎市の新たな「総合計画(素案)」では、4年間で「7000人以上の受け入れ枠の確保」を行うとの計画ですが、本当に待機児童をなくすためには、1万人分の認可保育園の整備が必要です。
また、真に待機児童を解消するには、整備の基本を公有地・民有地を活用し、園庭のある認可保育所にすべきです。今年度中の新設による定員増は、公有地・民有地への整備は635人に対し、「民間事業者活用型」が969人で1・5倍にもなります。「民間事業者活用型」とは民間事業者が場所を自ら整備しなければなりませんが、自前の園庭の確保は困難です。昨年度は、定員増を計るために5次募集まで行いましたが応募は無く、計画通りの定員増を行う上でも不安定です。全庁あげて、公有地(国・県・市)の確保と民有地の借り上げなど、市が用地確保に責任を持ち、こどもの育つ良好な環境を整えるべきです。
日本共産党川崎市議会議員(宮前区) 石川けんじ
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5月3日
4月26日