『せいじのみかた』VOL.91 私立高校が無償化 県外通学の支援が課題 神奈川県議会議員 飯田満
神奈川県と県議会では、今年度から私立高校に通う生徒の保護者の経済的負担を軽減させることを目的に、年収約590万円未満の世帯を対象に授業料の実質無料化を実施する予算案を成立させることができました。
神奈川県は、これまでも年収約750万円未満の世帯に私立高校入学金として一律10万円を支給し、年収590万円以上790万円未満の世帯には7万4000円の学費補助をおこなっています。また、生活保護世帯と市民税所得割非課税世帯は、国の支援金と県の補助金を合わせ、実質無償化が実施されています。
今年度から年収250万円以上、590万円未満の世帯には補助金等の差額分(2万4000円〜12万円)を保護者が授業料として私立高校に納めている現状に対し、平成30年度予算で実質無償化となります。
しかし、何故か県外に通う生徒の保護者に対する就学支援策はありません。私が取組む課題のもう一つは、東京都などの私立高校に通う県外生徒の保護者支援です。私自身が県外私立高校に野球留学していた経験を持つだけに当事者意識で引き続き議論して行きます。
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5月17日
5月10日