『せいじのみかた』VOL.94 部活休養日設定才能の芽を摘んでは本末転倒 神奈川県議会議員 飯田満
スポーツ庁は今年3月、中学校段階の運動部の活動を週2日あたりの休養日を設けることや1日の活動時間を平日で2時間程度、土日祝日は3時間程度としたガイドラインを公表しました。
ガイドラインの策定途中で、有識者から「学校の種類や学校設置者の違いに関係なく該当させるべき」との意見が出され、高等学校の運動部にも適用される事となりました。
県教育委員会は、国のガイドラインに沿い独自の方針を全国に先駆けて策定。週2日以上の休養日を設けることなどが盛り込まれました。この方針を策定しなければならない理由の一つに教員の「働き方改革」があります。部活動の顧問を負担に感じる教員が多いことが要因とされていますが、そうした部活動には外部顧問を積極任用し、財政負担はあるものの、その「方針」策定をおこなうことがお互いにとっての良好な解決への近道と考えます。
そして、スポーツに力を入れている学校には柔軟な対応が必要です。将来、プロ選手や五輪をめざすトップアスリートが育成される多感な時期に活動日数等の制約で、才能の芽を摘んでは本末転倒です。強い志を持つ指導者の意欲を保つことも、とても重要な事です。
今後の方針運用については、適宜改正を求めてまいります。
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4月26日
4月19日