東日本大震災で町田に避難してきた被災者同士の、そして町田市民とのつながりを深めようと企画された「”ようこそ!町田へ”交流会」(町田市社会福祉協議会主催)が10日、町田市文化交流センターで開催された。当日集まった避難者は、15世帯27人。「少しでも楽しんで交流してもらいたい」と様ざまな企画が用意された。
玉川学園中学部吹奏楽部の演奏から華やかなオープニングとなった当日。町田市社会福祉協議会の佐々木のり会長が「本日はよくおいで下さいました、お集まり頂きありがとうございます。皆さんとの交流の始まりの日となれるよう、ぜひ一日楽しんでいって頂ければ」と開会の挨拶を行なった。
次に参加者一人ひとりからの自己紹介が行われ、出身や現在の状況などを一言ずつ述べた後、全員での昼食休憩となった。
また午後の部では、「町田オンリーワン」によるバルーンアートの披露や、歓談時間が設けられ、各々が交流を深めた。そして最後は全員で「紅葉」「故郷」を合唱し和やかな雰囲気のまま閉会となった。
”今日をスタートに”
行政が中心となって避難者同士の交流の場を作ったのは、今回が初めてのこと。避難者の一人は、 「故郷ではあまりTVを観ない生活だったのに、こちらに来てからずっとTVばかりの生活で、この状況から何とかして抜け出したいと今日参加しました。一言でも方言がしゃべれればと楽しみに参りました」と述べ、同郷の方との交流を楽しんだ。また、「こちらに来て半年以上経ち町田に住むことには慣れてきましたが、新しい仕事の求人や病院など、町田の情報を頂きたい」と生活情報を求める声もあった。
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