市民意識調査 「暮らしやすい」半数以上 15歳以上2286人回答
町田市はこのほど、今後のまちづくりの参考にするため『市民意識調査』を行い、詳細を発表した。市民が日常生活の中で感じていることや、市への要望など71項目を調査。対象は市内在住の15歳以上80歳未満の男女5000人。
意識調査は昨年9月に行われ、有効回収率は45・7%(2286件)。抽出方法は外国人を含む住民基本台帳に基づく無作為。郵送で配布し、回収した。男女別の回答率は女性が57・4%、年代別では60代の男性が22・7%、40代の女性が22・5%で一番多い比率となっている。
暮らしについての項目では、「暮らしやすさ」「愛着・親しみ」などの設問もあり、「暮らしやすさ」は全体で15・7%が暮らしやすいと答え、やや暮らしやすいと答えたのは49・3%、やや暮らしにくいと答えたのは7・7%だった。また「町田市に愛着・親しみを感じるか」についての設問では、24・8%が感じていると答え、やや感じているは39・1%、感じていないは3・1%だった。
一方、生活で不満な点についての設問では「治安が悪い」が27・6%と一番多く、続いて「交通の利便性が悪い」(24・5%)、「医療機関が充実していない」(24・3%)の順だった。ほかにも「道路、下水道などの整備が遅れている」「買い物の利便性が悪い」「公共施設が充実していない」「文化芸術やスポーツが楽しめない」「地域の活気がない」などもあった(複数回答)。
治安が悪いと感じている年代は男性が10代で54・3%、女性が20代で53・7%と高く、男女とも年代が下がるにつれて高くなる傾向が見られた。
ほかに市議会についての設問では「関心がある」と答えたのは8・4%だったのに対して「関心がない」と答えたのは19・8%。
調査報告書は町田市ホームページで公表中。
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