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「安心して暮らす」ために 町田シビック法律事務所・草道倫武所長
「自分は大丈夫」―。多くの人がそう思い、そして多くの人が大丈夫な生活をしている。ただ少しの知識を得ることや悩み・疑問点を相談することで『安心』と現実的に『大丈夫な生活』を得ることができる。『町田シビック法律事務所』にも多くの相談が寄せられている。
――最近、どのような相談が多いですか。
「成年後見制度や相続・遺言に関することが多いですね」
――成年後見人制度について教えて下さい。
「認知症などを患い、判断能力が不十分な方の尊厳を守りながら、家庭裁判所が選任した後見人が本人の財産などを不利益にならないように支援・保護する制度です」
――どのようなことをしてもらえるのですか。
「ご本人の利益を考えて、成年後見人が代理で契約をしたり、ご本人が結んだ不利益な契約を成年後見人が後から取り消すことができます。もちろん日常の生活が困らないように日用品の購入など自由にできます」
――相続ではどのような相談が多いですか。
「相続人の確認や遺言書の書き方・内容、負債についてと幅広い内容のご相談があります。相続する方からも、相続される方からも両方相談があります」
――どういったことについて注意が必要ですか。
「ご夫婦やご家族で、しっかり話し合われることが大切だと思います。疎遠になった兄弟姉妹のことや、認知したお子さんのことなど、確認しておくべきことはたくさんあると思います」
――相談を受けるとき大切にしていることは。
「相談される方の現状を確認することを大切にしています。どのような悩みがあり、その悩みを相談者がどうしたいか。相談することによって、ご自身の状況を理解し、少しでも日常を『安心して暮らせる』ことを提案していきたいと考えています」
――町田シビック法律事務所について教えて下さい。
「多摩地区で人口に比べ弁護士が少ないことを危惧した第一東京弁護士会が支援して設立した公設法律事務所です。今年で7年目になりますが、当事務所から独立して事務所を開き活動している弁護士もいます。皆さんが相談しやすいように平日の夜間、土曜日でも相談できます。女性弁護士も所属していますので、お気軽にご相談下さい」
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