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町田 人物風土記

公開日:2015.12.03

町田ねこの会で保護猫の譲渡会、里親会を広める活動を行うパフォーマーの
ぬこ部れいさん(本名:保田 れい さん)
木曽町在住 33歳

「オタクが猫(ぬこ)を救う」



 ○…オタクは猫を「ぬこ」と呼ぶ。根っからの猫好きが高じて、市内の保護猫を守るボランティアやその活動を広める為に体を張る。「部活のように、好きなことで色んな人と協力し合える関係が良いと思って」、『ぬこ部れい』と名乗り、市内の祭りやイベントなどのステージで「譲渡会へ行こう」とPR。猫のキャラクターの格好をしてアニメソングを熱唱するその姿は、ツイッターやフェイスブックなどのSNSで広がり、日本全国にファンを持つ。



 ○…富山県生まれ。音楽関係で活躍していた祖父や叔父の影響でピアニストを目指すも、のめり込みすぎて疲労で入院。ピアノ嫌いに。「学校では真面目で学級委員は当たりまえ。勉強も、いい成績を取れば母からお小遣いをもらえたので頑張っていました」。アニメが好きで家に閉じこもっていた「オタク少女」は上京して「解き放たれた」。アニメ声優か演劇かで悩み早稲田大学へ。大学で演劇を学び、劇団へ、歌のオーディションに受かり、舞踊団へ。これまで400以上のステージに立っている。「観客のリアクションが直接見られるのではまりましたね」。しかし6年前、CDデビューや営業で多忙を極め、バセドウ病を発症してしまう。「すぐ疲れちゃう。酸欠になるし、めまいも…」。今も上手に病気と付き合いながら、人を楽しませている。



 ○…飼い主のいない猫の不妊、去勢手術など「地域猫活動」を行う「町田ねこの会」に所属。「動物愛護」には悲しさや暗いイメージが付きまとう。「楽しさ」が必要と感じて明るくPRするも、年齢層高めの会員の中にあって異色の存在。「最初は怖がられましたね」と笑顔。「活動を理解してもらえて、今では娘のようにかわいがられています」



 ○…町田の犬猫の殺処分がゼロなのはこのような団体で保護しているからで、それも限界が来る。「町田中の人たちに『譲渡会』を知らせたい」。その思いを「楽しく」広げていく。

 

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