金井中学校3年生と金井小学校1年生の交流会がこのほど、同小学校体育館で行われた。互いにふれ合う楽しさを学び、思いやりの心を育てることを目的とした、今回初めての試み。
高校受験や進路決定を控えた中学校3年生と、小学校に慣れ来春にはお兄ちゃん、お姉ちゃんになる小学1年生が、遊びや歌などを通して交流しようと数年前から企画してきた事業。今回、両校のスケジュールや準備が整い、初めての開催となった。
中学生、小学生が一クラスごとに金井小の体育館に集まり、互いに初対面。小学生はお兄ちゃん・お姉ちゃんが来る前からソワソワし、大きな声であいさつの練習などをしていた。中学生たちは歩いて体育館に入っていくと、「こんなに小さかったかな」と感想を言いながらちょっと照れたように整列していた。
小学生たちは中学生が作ってくれた名札を胸に飾り、まずは自己紹介。ペアになった小中学生たちは、手をつないでふれあい遊びや、全員でリレー大会などを行った。最初は「どうすればいいの」と先生に聞いていた中学生も、積極的に小学生と遊ぶようになり、笑顔が絶えない事業となった。
お別れの時間になると涙ぐむ小学生もいて、女子中学生は「小学一年生ってこんなに小さかったんだね。弟がいるけど小学6年だからね。今はもう一緒に遊ばなくなっちゃったから、こういう感じが懐かしかった」と話していた。
同中学校は「受験や進路などが控えた大事に時期だが、生徒たちも小学生とふれあうことで緊張をほぐして、心の安定につながれば」とコメントした。
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