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三成会 新百合ヶ丘総合病院 「頭痛外来」が診療開始 担当医師にインタビュー
新百合ヶ丘総合病院では3月に「頭痛外来」を新設。日本頭痛学会理事で同院脳神経救急・外傷センター長の鈴木倫保担当医に話を聞いた。
――なぜ頭痛は起こるのでしょうか。
「頭痛は脳を包み込む髄膜や脳血管が痛みを感じるために起こります。現代は情報量やストレスが多く生活習慣も乱れがちです。年齢問わず多くの方々が頭痛に悩んでいますね」
――頭痛の種類は。
「原因となる疾患があるため生じる『危ない頭痛』は、くも膜下出血、動脈解離、髄膜炎、脳腫瘍に伴うものが代表的で、すぐに検査が必要です。『慢性頭痛』は、緊張型頭痛、片頭痛、群発頭痛(三叉神経・自律神経性頭痛)、 薬剤使用過多による頭痛などが代表的で、日常生活に支障が出ることもあります」
――頻繁に頭痛が起こる人もいますね。
「頭痛をくり返すことで、脳が痛みを記憶し、少しの刺激でも頭痛信号が出ると言われるようになりました。薬物や体操で『痛み記憶回路』をつくらないこと、カレンダーに記録し頭痛が起きやすい環境を確認することも治療の1つです。頭痛外来では各専門分野の医師が揃っているので、頭痛を多角的に検討し、治療にあたります」
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