町田警察署(武智秀弘署長)は振り込め詐欺を撲滅しようと21日、寸劇や若武者行列などを町田駅周辺で行い注意を呼び掛けた。
昨年一年間での警視庁管内の振り込め詐欺被害は36億円にのぼり、件数は減っているものの、1件当たりの被害額は増えており、その被害はより深刻化している。町田市内では、件数、被害額ともに増えている傾向にあり、町田警察署は「手口はより巧妙となり、『自分は大丈夫』とは思わず、いつでも振り込め詐欺には注意してほしい」と呼びかけている。
20日に行われた「振り込め詐欺撲滅キャンペーン」では、少年や若者が若武者に扮して「振り込め詐欺を絶つ」を合言葉に行われた。同署は「振り込め詐欺を撲滅するためには『家族の絆』が必要」と話し、今回のキャンペーンで若者たちに参加を呼び掛けたのは孫から祖父母に、子どもから父母に振り込め詐欺の話をしてもらい、被害に遭わないようにすることが目的。
振り込め詐欺の被害者は65歳以上が多く、子どもや孫から1週間に1度は連絡を取ってほしいという。
「犯人の手口は巧妙になっているが、まず『携帯を無くしたからメモして』『携帯の番号が変わった』など事前に連絡してくるケースが多く、その翌日や数日後に『会社の小切手を無くした』『浮気をして子どもができた』などの理由を話し現金を要求してくる。携帯電話を無くしても番号が変わることがないので、その時点で振り込め詐欺と思ってほしい。その場合は必ず本人の電話に連絡して確認をとる。また知らない人や口座にお金を預けない。そして留守番電話で対応するのも有効な手段」という。
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