小山中学校開校式典 「新たな歴史を刻む」 校歌・校章をお披露目
昨年4月に市内20番目の学校として開校した町田市立小山中学校(大川武司校長)で11日、開校記念式典が行われ、石阪丈一町田市長をはじめ市内の各小中学校校長や地元の各町内会会長など多くの来賓が列席した。
同校は、小山・小山ヶ丘地区の急激な人口増加に伴い設立。母体校は忠生中、堺中、小山田中で、遠方への通学を余儀なくされていた地域住民の長年にわたる念願が叶った。同地域には堺中の小山分校があったが1962(昭和37)年3月に閉校。それ以来、約50年ぶりの開校となった。
式典では、市長、教育委員長の祝辞のほか、開校以来製作を進めてきた校章と校歌が披露された。
校章は、生徒会が中心となり生徒から「桜・大空・夢・希望・絆・未来・翼」などのイメージがあげられ、デザインを交流のあった多摩美術大学に依頼。同大大学院生の坂田光さんが作成した小山の地に咲く世界的に希少な「ホシザクラ」をモチーフにしたものに決定した。中央の星は「生徒」、上の2枚の花弁は「学校と地域」、下の3枚の花弁は校訓の「創造・敬愛・健康」を表す。坂田さんは「形の残る仕事をさせてもらえて光栄だと思うとともにプレッシャーを感じた。気が引き締まる思いだ」と話した。
校歌も同様に生徒が出したイメージとスクールカラーの「スカイブルー」を基に作成され、生徒の爽やかな歌声が体育館に響いた。作詞・作曲は調布第七中学校教諭で全国の学校を回り合唱指導などを行う山崎朋子さん。「休みの日に学校近辺を訪れ、風景を眺めたりした。校歌は言葉の選択や誰にでも歌いやすい音階にするなど気を遣う部分も多いが、そこに楽しみもある。気に入って歌ってもらえれば幸せ」と話した。
大川校長は「学校にとって大切な校歌や校章も多くの方々の支援によって立派なものができました。今後も地域の皆様の応援を頂きながら新たな歴史を作っていきたい」とあいさつした。
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