神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
町田版 公開:2014年2月20日 エリアトップへ

南第一小 大王松の保全プロジェクト 「樹齢80年を蘇らせろ」

公開:2014年2月20日

  • LINE
  • hatena
校舎は大王松を囲むように設計されている
校舎は大王松を囲むように設計されている

 南第一小学校(佐野友隆校長)の象徴である『大王松』の老朽化が進んだことを受け、PTAが中心となって保全するための再生プロジェクトが立ち上がった。3月には基金を募るイベントを開催し、協力を呼び掛ける。 昨年5月に創立140周年を迎えた同校。町田市の中で最も歴史のある小学校の1つ。同校の歩みを見届けてきた樹齢80年の大王松の老朽化が進んでいる。

 大王松は北アメリカ原産で、大正末ごろに日本に渡ってきた。同校の大王松は、当時成瀬在住の堀江重治氏が自分で育てた苗木を昭和天皇の御大典を記念して寄贈したもので、小川地区の青年団が同校と役場、杉山神社の3カ所に移植した。

 現在の校舎を建てるとき、大王松を切らなくてすむように設計したほど同校の象徴として地域の人たちから愛されている。今では3階建ての校舎より背が高い大木に育った。

 その大王松が樹齢80年を越え、老朽化が進み弱ってきている。同校の大王松を診断した樹医によると、「今すぐ何かしなければというほどの重症ではないが、このまま何もしないと5年〜10年もすると枯れてしまう」という。

 同校のPTAが中心となり、再生プロジェクトを行うことになった。同時に、やはり老朽化が進んでいる二宮金次郎像の再生も行われる。

 プロジェクト第一弾は3月1日(土)、同校の体育館ステージでのショーと、フリーマーケットや野菜の販売などが行われる。午前8時45分から午後1時まで。

 ステージは、同校の児童らも参加するエンジェルキッズのダンスや南剣友会による演武、町田混成合唱団などの合唱、みどりの森ママさんブラスなどの吹奏楽や教員たちのバンドのミニコンサートなど多彩。フリマ、野菜販売の売上金のほか、会場に募金箱を設置し、再生へかかる費用の寄付を募る。

 「この行事に併せて同窓会が企画されているようです。今回のことをきっかけにOB・OGの方々が同校に注目してくださり、気軽に寄っていただけるようになればいいと思う。また金次郎像は150周年をゴールとして、綺麗になって移築できれば」と佐野校長は話している。

二宮金次郎像も再生へ
二宮金次郎像も再生へ

町田版のトップニュース最新6

全員給食へ整備進む

市内中学校

全員給食へ整備進む

25年度 4つのセンター

5月2日

本町田の歌 盆踊りに

本町田の歌 盆踊りに

今月初披露 普及目指す

5月2日

観光スポットとして定着

原町田七福神

観光スポットとして定着

活性化目指し15年

4月25日

美大生の卒業後 応援

市内画廊

美大生の卒業後 応援

展示 若者に無償

4月25日

「子どもの権利」明確に

町田市

「子どもの権利」明確に

条例 5月5日施行

4月18日

相原に「地元推し」かるた

相原に「地元推し」かるた

今月、販売 魅力再発見狙う  

4月18日

あっとほーむデスク

  • 5月2日0:00更新

  • 4月25日0:00更新

  • 4月11日0:00更新

町田版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

町田版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月2日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook