芹ヶ谷公園 「冒険遊び場」開設 市民・地域・行政の連携事業
子どもたちが自然の中で、火を使う、地面に穴を掘る、木に登る、秘密基地を作るなど自分の責任で自由に遊び、「冒険」や「挑戦」、そして「体験」を通じ成長できる場としての「冒険遊び場活動」が町田市内で拡がる動きが出ている。その第1弾として8月、芹ヶ谷公園内に常設の冒険遊び場がオープンする。
新たな冒険遊び場は、芹ヶ谷公園内の雑木林で現在準備が進められ、7月下旬にプレオープン、8月上旬に本格オープンが予定されている。
運営を任されるのは市民団体「NPО法人子ども広場あそべこどもたち」(大野浩子代表)。同団体はこれまで15年間、成瀬の三ツ又の「たぬき山」でプレーパーク活動を行っていたが今年3月、利用者に惜しまれつつ閉鎖する運びとなった。
「たぬき山」には年間のべ1万人以上が利用していた。遊び場だけの提供ではなく、子育て相談や食育など幅広い活動で、子どもだけでなく、その保護者からもたくさんの支持を得てきた。15年間の活動を経て、最初は遊びに来ていた子どもたちがスタッフとして参加するなど、歴史と共に成長してきた経緯を持つ。
大野代表は「新たな場所を探していたので、また活動できることが嬉しいです。まだ何もないところですが、ここで出来ることを見つけ、利用者と一緒に遊び場を作っていきたい」と話している。
同団体は7月20日(日)、26日(土)のいずれも午前10時から、ひだまり荘(高ヶ坂1647の2)で説明会を行う。「地域の方、プレーパークに関心のある方に集まっていただきたいです」
市が補助制度を見直し
町田市はこれまでの活動を行っている団体に対し、事業を継続して実施するとともに定期的な冒険遊び場事業の開催と新たな団体増に向け、現行の補助制度を見直した。
今年度より新たに始まった「常設型冒険遊び場」は、市内の公園などに順次常設の冒険遊び場を設置する。週4日以上活動できる団体を公募により選考、その活動を補助していく。
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