神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
町田版 公開:2014年12月18日 エリアトップへ

日本聾話学校 手に手つないで感謝 ロータリーへ楽器と歌で

社会

公開:2014年12月18日

  • LINE
  • hatena
「さくらさくら」を奏でる児童ら
「さくらさくら」を奏でる児童ら

 学校法人日本聾話学校(野津田町並木1942)で今月9日、東京町田・中ロータリークラブのメンバーを招いた「感謝の会」が催された。児童らは同クラブにより寄贈された楽器での演奏と、感謝の気持ちを込めた合唱で、同クラブを歓迎した。

 「歌や音楽をもっと楽しめるように」と東京町田中・ロータリークラブ(佐藤誠一郎会長)は今年9月に三味線、キーボード、リコーダーなどの楽器を同校へ寄贈した。

 当日は、小学6年生と中学1、2年生が音楽の授業と昼休み、空き時間に練習した「さくらさくら」を演奏した。

 合唱は「さんぽ」「主われを愛す」「ふるさと」を児童みんなで歌い、その元気な歌声に合わせロータリーメンバーが一緒に口ずさむ姿もあった。 

 このような交流は毎年行われ、昨年は寄贈した防災非難グッズを用い、一緒に避難訓練やAED講習も受けている。同校の教室には現在もヘルメットや防災頭巾などその時の防災グッズが並んでいる。

 今年の寄贈品について鈴木実校長は「子どもたちは子守唄で育ちました。児童たちも日ごろから音楽が大好きです。とても喜んでいましたね」と話す。

 同校は難聴と診断された子どもたちの発達段階に合わせ、残された聴力を最大限に伸ばすため、0歳児から教育を行っている。また、対話者と離れた距離でも補聴器や人工内耳を最大限に活かす「赤外線補聴システム」を開発したことでも知られる。コミュニケーションの楽しさ、大切さを伝えるため、手話は使わず心を育てる一環教育、人間教育を目指している。

 感謝の会の最後に予定されていた「手に手つないで」の合唱は、ロータリークラブの提案で児童とメンバーが実際に輪になり、手を繋いでの合唱になった。児童は大きな歌声で腕を振ったり、踊ってみせたりするなどメンバーと一緒に盛り上がった。

 佐藤会長は「ずっと児童たちに早く会って話がしたかった。歳をとっても音楽は楽しいもの。みんなから元気をもらうことができました」と話していた。

町田版のトップニュース最新6

全員給食へ整備進む

市内中学校

全員給食へ整備進む

25年度 4つのセンター

5月2日

本町田の歌 盆踊りに

本町田の歌 盆踊りに

今月初披露 普及目指す

5月2日

観光スポットとして定着

原町田七福神

観光スポットとして定着

活性化目指し15年

4月25日

美大生の卒業後 応援

市内画廊

美大生の卒業後 応援

展示 若者に無償

4月25日

「子どもの権利」明確に

町田市

「子どもの権利」明確に

条例 5月5日施行

4月18日

相原に「地元推し」かるた

相原に「地元推し」かるた

今月、販売 魅力再発見狙う  

4月18日

あっとほーむデスク

  • 5月2日0:00更新

  • 4月25日0:00更新

  • 4月11日0:00更新

町田版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

町田版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月2日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook