町田市は5月25日(金)から毎週水曜・金曜に市庁舎のライトアップを実施する。2020東京五輪などの気運を高めるとともに、働き方改革の一環として、職員の定時退庁の促進を図る狙いがある。
赤、青、黄、緑、黒の五輪カラーやピンクなどの鮮やかな色が建物を彩る――市庁舎アトリウムに屋内設置型のライトアップ用照明を設置し、現在実施中の定時退庁日(水・金曜)の午後6時30分〜9時(2時間半)に点灯させる。市庁舎西側のアトリウムガラス面が2020年まで五色のオリンピックカラーを中心に、9月の世界アルツハイマーデーに向けた認知症施策推進(オレンジ)、10月のピンクリボン運動(ピンク)などの啓発の際には色を合わせて点灯する。
スカイツリー、東京タワー、都庁などで行われている建物を外から照らす外照式ではなく、建物内から照らす内照式の投光器を採用するもので「全国的にも珍しく、自治体では例がなく初の試み」と担当者は話す。
市としては定時退庁日に実施することで定時退庁を促進し、合わせて毎月最終金曜を定時退庁強化日と定め職員のワーク・ライフ・バランスの実現も目指したい考えだ。投光器は7台、フルカラーのLED仕様。コントローラーで操りながら、多種多様な色を配合したり、光を動かしたりすることができる。1日1台あたりの消費電力は約2・1kwh、1日あたりの電気代が約35・7円。職員が夜9時まで残業して全館点灯した場合と比較すると、年間で100万円近い経費の削減になることも見込む。
この内照式投光器は(株)岩崎電気(本社中央区日本橋)が無償で提供。内照式の投光器を設置できる建物はそれほど多くあるわけではなく、大きなガラス面が特徴である町田市庁舎を使いたいと申し出があったという。
このほど2019年ラグビーW杯のアフリカ地区代表チームの公認キャンプ地に内定した町田市。「代表チームが決定したときには、その国の国旗の色でライトアップすることも考えている」と話した。
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