ラグビーワールドカップ2019、東京2020オリンピック・パラリンピックを控え、これまで以上に市内への外国人観光客の来訪が見込まれる。このほど町田商工会議所(深澤勝会頭)が、店舗や事業者用の外国人の接客に役立つ3つのツールを作成。町田流の「おもてなし」で、日本のホスピタリティを世界に向けて発信する。
町田市は世界的なビッグイベントに向けて、町田商工会議所、町田市観光コンベンション協会と連携し、外国人観光客の受け入れ態勢の強化に取り組んでいる。その取り組みの一環として、町田商工会議所が2000セット作成した「外国人観光客の接客に役立つ3つのツール」の配布を今月1日から開始した。
この3つのツールとは、外国人接客時の心構えや注意点、実用的な英会話集などを掲載した「外国人接客マニュアル」、指で指し示しながら接客するための会話事例を掲載したクリアファイル、店頭に貼り外国人対応が可能であることを示す外国人歓迎のステッカー。クリアファイル形式のシートは英語、韓国語、中国語の3カ国語に対応する。
例えば接客マニュアルには笑顔での挨拶や、おもてなしの心、マナーの違いを認識することなどが紹介されている。シートには小売店編、飲食店編が記され、「いらっしゃいませ」といった挨拶から案内、注文、会計の際などに必要な会話集が盛り込まれている。
「外国人観光客に快適で楽しい滞在印象を持ってもらうために、より多くの店舗で受け入れ態勢を整えて行くことの必要性から作成しました」と同会議所総務部総務課の林忠司課長は話す。同会議所内の各課の案内掲示板も五輪カラーで表示され、歓迎ムードに一役買う。
こうしたツールの配布は、2020大会の競技会場がある地域や東京都内21の商工会議所・商工会でも行われるという。
町田市観光まちづくり課、町田商工会議所、町田市観光コンベンション協会で配布。問合せは同会議所総務部【電話】042・722・5957へ。
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