南林間の主婦、高橋ひとみさん(46歳)が13日、大和市消防長から感謝状を贈呈された。高橋さんは、3月8日午後に大和駅前のロータリーで倒れた男性(73歳)に心臓マッサージを施し、消えかかった命を救った。
小田急電鉄に勤務する夫・吉彦さん(43歳)と大和駅前で待ち合わせ、所用で大和商工会議所に向かう途中に、銀座通り前のロータリーで倒れている男性と人だかりを吉彦さんが発見。看護師の経験がある、ひとみさんが男性に駆け寄り脈と呼吸を確認すると、すでに心肺停止状態だった。「2年前に他界した父の姿を思い出した」というひとみさんは、着ていたコートを男性の首もとにあててすぐに心臓マッサージを開始。救急隊員が到着するまでの間、無心で胸骨圧迫を続けた。
この日は偶然にも、同じ時刻に大和駅で男性がホームに転落して負傷する事故が発生していた。現場に出動した隊員が短時間でロータリーに到着できたことも幸いした。高橋さんから命のバトンを受けた隊員が、自動体外式除細動器(AED)を施すと男性の脈拍が再開。搬送中に意識も回復し、経過も良好だという。
高橋さんは「夜になって消防の方から『助かりました』と知らせを受け、主人と一緒に泣いて喜びました」と話していた。
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