あいさつをする大波団長
厚木基地を離発着する戦闘機の騒音被害解消を求める第五次厚木基地爆音訴訟原告団（大波修二団長）の結団式が７月22日、市保健福祉センターホールで開催された。
結団式には、原告団に名を連ねる３６０人が集まった。冒頭、大波団長は「第四次訴訟では、人命が危険にさらされているにも関わらず、最高裁は飛行差し止めを認めなかった。第五次訴訟では２２００世帯、６０００人以上の人が一緒に戦うと言ってくれた。軍事優先の流れを変え、勝訴を勝ち取りたい」とあいさつした。その後、福田護弁護士を団長とする弁護団が紹介された。原告団の石郷岡忠男副団長が「裁判は５年、10年とかかるかも知れないが、勝った、といえる日まで皆で頑張ろう」と話し、ガンバローコールを行った。
原告団は８月４日に横浜地裁に提訴する。大波団長は今年中に原告団を１万人規模まで増やしたいと意気込んだ。明日29日（土）には、午前10時から渋谷学習センター多目的ホールで加入説明会が行われる。問合せは実行委員会【電話】０４６・２００・５３３２（午前10時〜午後４時）。
第四次訴訟は、地裁、高裁が初めて自衛隊機の飛行差し止めと損害賠償を認めたが、昨年９月に最高裁が騒音被害よりも「高度の公共性、公益性」を優先、高裁の判決を覆し、原告団の請求を棄却。９年に及ぶ裁判は原告敗訴で終結した。
会場一体となってガンバローコール
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