平成の間に、市民の憩いの場所として根付いた場所の一つが「泉の森」だ。
大和市のイベントキャラクター「ヤマトン」の生まれた場所でもある泉の森は、引地川の源である大和水源地を中心に広がる樹林地で、北側は旧国道246号線(厚木街道)から、南側は東名高速道路までの42ヘクタールの区域。
かつて泉の森は、引地川に沿って谷戸田が並ぶ田園地帯だった。流域の都市化が進むにつれ、雨水の流入が増え、水害が発生するようになった。そこで昭和57年に上草柳調整池が作られた。現在の「しらかしの池」がそれだ。
公園としての整備は、平成元(1989)年に策定された「引地川水系自然公園基本計画」に基づき、各エリアの特徴を生かし保全や整備を行われることになった。
平成2(1990)年、「泉の森ふれあいキャンプ場」が整備されたのを皮切りに、公園としての整備が少しずつ進む。
「緑のかけ橋」は、平成3(1991)年3月に完成。全長53m、幅2mの、日本で初めて作られた木造の斜張橋で、橋上からは園内が一望できる。
同年、自然林や水源を巧みに生かした「湿性植物園」や直径3・64mの水車が回る「水車小屋」が設置された。平成6(1994)年には江戸時代に創建された民家を移築・復元した「郷土民家園」がオープン。「自然観察センター・しらかしのいえ」は昨年20周年を迎えている。
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