1995(平成7)年1月17日、午前5時46分。兵庫県・淡路島北部を震源とする大地震が発生した。阪神淡路大震災だ。
戦後初めて襲った大都市直下型地震で、震度7(神戸市など、マグニチュードは7・3)が初めて適用された。
大和市からは、発災後すぐに消防職員10人が救助隊を編成、現地に赴き、生き埋めになった人の救助を行った。さらに建築物応急危険度判定士の資格を持つ職員13人が、神戸市灘区・東灘区・長田区・淡路島北淡町で約2週間、破損したマンションや共同住宅などの調査に当たった。市内の保育園では灘区と東灘区から5歳の園児を1人ずつ受け入れている。
震災の教訓を生かすべく、大和市では2月16日に大和市地震災害緊急対策会議を設置。9月2日の防災訓練では初めて自衛隊との合同訓練を実施している。
5月の大和まつりで、県建築士事務所協会大和・綾瀬支部が無料の耐震診断サービスを実施。また3月に赤十字奉仕団3団体(大和市赤十字奉仕団・大和市災害救護奉仕団・大和市点訳赤十字奉仕団)が、5月に大和女性消防クラブがそれぞれ発足するなど、地域防災の意識が高まった。
ボランティア元年ともいわれたこの年。発災日の1月17日は、翌96年から「防災・ボランティアの日」になった。大和市ではこの日に合わせ、市職員による非常参集伝達訓練のほか、市民500人にアンケートを実施。61・4%が「ボランティアに参加したい」と回答している。
ボランティアと同様に注目を集めたのが、地域(ミニ)FM局。市内でも防災FMの開局に向けた動きが加速。2年後の97年4月に「FM大和」が開局した。
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