市立大和中学校(藤井明校長)で1月29日と31日、VR(仮想現実)で「自転車ながらスマホ」を疑似体験し、危険性を学ぶ授業が行われた。
授業は、KDDIとau損害保険が2019年に制作したVRキットを借り受け、各クラスの担任が実施した。キットは高校生を対象に開発されたものだが、大和中ではスマートフォン所持の低年齢化を受け、同社に依頼した。県内中学校では初の実施となる。
31日の1年4組の授業では、冒頭、担任がスマホ使用状況について質問。クラスの8割以上の生徒がスマホを所持し、うち約1割が自転車に乗りながらスマホを操作した経験があると答えた。
VRでは、ゴーグルを装着し、右手にブレーキをかけられるリモコン、左手にスマホを持ち、「自転車ながら運転」を体験。スマホに表示されたメッセージを読んでいると、前方注意がおろそかになり、ブレーキが間に合わずに歩行者とぶつかることを目と耳で学んだ。衝突の瞬間、思わず声をあげる生徒もいた。
体験後、「ながらスマホ」防ぐためのアイデアをグループで話し合い発表。「自転車に乗るとスマホが使えなくなる機能をつける」「罰則の厳しい法律を制定する」などの意見が出された。
授業を受けた生徒は「VRがリアルで驚いた。ながらスマホはやめたい」と感想を述べた。
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