コロナ禍での災害や防災対策は、確かな情報や技術を習得していることで、冷静な行動ができるはず。大和市少年消防団は、そんな近い将来必ず発生するといわれる大地震などの災害時に活躍できる人材を少年期から育てようと1993(平成5)年7月11日に結成された。
県内初となる少年消防団は、当時の小学4〜6年生の男女43人で結団。団員たちは、揃いの制服に身を包み、防火・防災に関する基本的な知識・技術の習得を目指し、年間25回程度の活動を行った。2017(平成29)年度からは、中学3年生まで対象を拡大。防火・防災思想の普及に寄与したことが評価され、「特に優良な少年消防クラブ」に送られる総務大臣表彰を2度(11年度・18年度)受賞している。これまでに延べ1800人が卒団、同団出身の市消防職員も誕生している。
今年は新型コロナウイルスの影響で、残念ながら前年度の卒団式から、今年度の入団式、大和市民まつりでのパレード参加など、年度当初予定していた活動はすべて中止に。新たに小学生37人、中学生4人の新入団員を加えた181人は、ウイルスを加えた「複合災害」に備える必要性を感じつつ、訓練ができない日々が続いている。なお来年度の団員募集は8月3日から始まる。
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