大和市は、災害時に避難所の混雑状況を把握できるシステムを提供する株式会社バカン(河野剛進代表取締役)と「災害時避難施設に係る情報の提供に関する協定」を締結した。同システムの運用に関する同社との協定は、茅ケ崎市に次いで県内2例目。
大和市では2019年10月の台風19号上陸時、避難所に過去最多の313世帯728人が避難。その際、一部の施設に避難者が集中するといった問題が生じたことから、避難所の適切な管理運営のため、対応策の検討を進めていたところ新型コロナウイルスの感染が拡大。避難所での感染予防を図るため、これまで以上に混雑を回避する必要性が高まっていた。
避難所などの混雑状況は、同社のリアルタイム空き情報配信プラットフォーム「VACAN(バカン)」にて行われ、インターネット上で確認できる。有事の際は、市職員が「空いている」、「やや混雑」、「混雑」、「満」の4段階で混雑状況を評価し、システムに入力。避難者は、スマートフォンやパソコンなどで指定されたURLにアクセスすると、地図上に避難所などが表示され、誰でも開設の有無や混雑状況がわかる。
大木市長は「リアルタイムに避難場所の開設有無や混雑状況を確認でき、分散避難など適切な避難行動に結びつくものと確信している」と語った。河野代表取締役は「ウィズコロナ、アフターコロナ時代を支える防災システムとして利用してもらえれば」と語った。
なお同社は、人命に関わる活動であることから、サービスの提供を無償で行う。
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