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「互いの顔みえる活動を強化」 中福田自治会
社会の高齢化に伴い、自治会を退会する住民が増加傾向にあり、地域コミュニティーの希薄化が慢性的な問題になっている。大和市の南部に位置し、2021年に60周年を迎えた「中福田自治会」(山口芳美会長)でもそんな問題を抱えているという。同会の山口会長に聞いた。
コロナ禍で顕著に
新型コロナウイルスの感染拡大により、60周年の記念式典は開催できず、大きな節目を住民同士で祝うことができなかった。各種行事も相次いで中止、縮小となる中、同会では昨年1月、関東大震災から100年を迎えたことに合わせて、防災ボトルをおよそ1千世帯に配布するなど、暮らしの安心・安全にむけた機運の醸成に努めてきた。
しかし、隣近所の住民同士が顔を見せ合う機会は減少、「『あそこに暮らす方が数日前に亡くなっていた』という知らせをいくつか受け、慌ててお悔やみに伺った」と山口会長は振り返る。
「会員でいてほしい」
自治会主催の行事などが減り、自治会加入のメリットを見出せないという声も少なくない。そうした中、共に暮らす伴侶の死などをきっかけに退会する人もいるが、山口会長は「退会することによって、さらに輪をかけて退会した方の日ごろの様子が見えなくなる」と懸念する。「会費を割引したり、役員を免除するといった特例を作ってでも、退会せず会員のままでいていただきたい」と、山口会長は訴える。
幅広い世代が集える機会を
新型コロナが「5類」に移行した昨年5月以降、少しずつ自治会の活動も戻ってきている。昨年10月8日に行われた体育祭の後の慰労会では、30代の住民が参加し、「若い人が参加しやすい行事を」との要望があった。同会では現在、バーベキューなど子どもから大人まで幅広く楽しめるイベントを企画中だ。
「互いの顔が見える活動を強化し、地域の一人ひとりが『共助』の気持ちを育んでいく。そんな取り組みが2024年は広がっていけば、皆の暮らしの安心感も高まるのではないか」と山口会長は話した。
中福田自治会
TEL:046-267-3313
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