9月18日(日)に創立10周年の祭典を開催する厚木市歌謡演歌協会の代表 横尾 英雄さん 緑ヶ丘在住 80歳
歌は”元気の源”
○…今年創立10周年を迎えた厚木市歌謡演歌協会の代表を設立時から務める。9月18日(日)には、市文化会館大ホールを会場に総勢150人が出演する「歌謡演歌の祭典」を開催する。「当日は観客席の方も参加して、東日本大震災の被災地に歌で元気を届ける合唱もあるので、ぜひ会場に足を運んでほしい。協会の雰囲気を肌で感じて頂ければ」と、ハキハキした口調で話し始めた。
○…昭和6年、山形県米沢市生まれ。小学校入学と同時に福島県の飯坂温泉へ。歌との出会いはこのとき。身近な存在だった芸者が奏でる三味線で飯坂小唄などを歌った。14歳で福島市内の小さなマンドリンクラブから声をかけられステージに。そこで同郷出身の作曲家、古関裕而氏の目に留まり、譜面の読み方など音楽の基本を学んだ。祖父の反対でプロの道は諦めたが、「大きな夢だった。良い思い出ですよ」と語る。
○…平成元年に脳梗塞で倒れるまでは、福島で建築会社の代表をしていた。一時は意識不明になり、一命はとりとめたものの左半身は麻痺、話もできないほどに。しかしそこから「病気に負けてたまるか。もう一度歌を歌いたい」と、強い意志を持ち主治医が驚くほどに回復。「療養するには暖かいところが良い」と、長女が住む厚木に移り住んだ。そこで緑ヶ丘公民館を拠点にカラオケ愛好会を設立。その後、歌謡演歌協会を立ち上げ、現在は19歳から98歳まで580人が登録する大所帯。老人ホーム慰問や公民館での歌の集いなど活動する。「これまで10年間人のため、自分のためにやってきた。これも理解があるかあちゃんのおかげ」と、東北訛りの言葉で話す。
○…趣味は、団地内では有名という家庭菜園。朝3時から畑を耕す。祭典当日は音大に通う自慢の孫の伴奏で、恩師の古関氏作曲の『長崎の鐘』を歌う。「歌を通して仲間ができて、この絆を一生大事にしていきたい」と目を細めた。
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4月19日