市郷土資料館で1月15日、特別展の関連講座を開く県央史談会会長 内藤 佳康さん 温水在住 63歳
郷土の中に日本史が見える
○…昨年から県央史談会の7代目会長を務める。今回の講演は、郷土資料館で開催中の企画展にあわせて行われるもの。会のあゆみや活動報告に加え、厚木の郷土史研究に深く携わった人々の業績を説明する。また、今年51号を発行する機関誌『県央史談』の過去の文献から、関東大震災時に活躍した及川の消防団の記録を紹介する。
○…昭和35年の設立以来、半世紀以上にわたり郷土の歴史研究に大きな役割を果たしてきた同会。「ここまで続いたのは『県央』史談会だったからだと思います」と話す。「厚木だけでなく、周辺地域の人々が会の発展に尽力してくれた。だからこそ、県内の団体でも珍しくここまで来られたのだと思う」と胸を張る。「地域史の入門団体」と位置づけ、若い人々へ興味を持ってもらうのが今後の展望。「郷土の歴史をみれば、日本の歴史もおのずと見えてくる」というのが持論だ。
○…小学生時代、温水の自宅から南毛利小までの通学路にある畑には、土器の破片が剥き出しになって転がっていた。「よく学校帰りに土器を拾って集めていました。思えばこれが、歴史を好きになったきっかけかもしれない」。厚木高校時代は歴史研究部に所属。1学年上にいたのが、のちに史談会の6代目会長となる飯田孝さん。「先輩後輩の仲で、学生時代からよく家に遊びに行っていました」と当時に思いをはせる。先輩の飯田さんから史談会に誘われ、自身も加入。高校在学中から上三田の古墳発掘など、同会の調査活動に参加していた。
○…あの丹波哲郎を思わせるシャープな顔つき。「健康の秘訣は史跡めぐり?」と聞くと「おそらく農業のおかげでしょう」との返事。公務員を定年後、本格的に始めて3年目。白菜やピーマン、玉ねぎなど、季節ごとに様々な野菜を栽培中。「農業は愛情を持って面倒を見るのが大事。手入れにかける時間は際限がないんだなと学びました」と笑った。
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4月19日