相模国飯山白龍太鼓保存会の12代目会長 井川 明さん 飯山在住 29歳
憧れの先生のひと言で
○…太鼓を始めたきっかけは、子ども会の一員として演奏したこと。小学3年生だった。当時は太鼓の数が足りず、練習はベニヤ板やおけを使用。本番直前に触れた太鼓に感動し、迷わず入会した。中学入学後は衣装が恥ずかしく、練習を休みがちに。再燃したのは中学3年生のとき。舞台発表をみた憧れの先生にかっこよかったと言われた。「太鼓ってかっこいいんだ」と、のめり込んだ。ところが部活動が忙しく、本格的に取り組めたのは高校3年生になってから。「ものすごく上手い小学生がいて。これはまずいと、必死で練習した」と思わず吹き出す。
○…保存会のメンバーは現在45人。小学3年生から60代までが活動している。市のイベントや結婚披露宴など活躍の場は広い。「呼んでもらえて本当にありがたい」とうなずく。士気があがるのは、ホームグラウンドのあつぎ飯山桜まつり。育て、見守ってくれた地域の人の前での演奏は気持ちが高まるという。今年も明日7日と8日に参加する。
○…中学・高校と野球部に所属。プロ野球選手を夢見ていたが高校進学後に力の差を実感、小学校教諭を目指した。学校が好きだったこと、春夏秋冬を感じることができる仕事をしたいという思いからだ。「自分が関わったことで、子どもたちが成功した瞬間が嬉しい。そのときの笑顔も良いんです」といきいきした表情。今月から初の異動で三田小に着任。不安もあるが、たくさんの人に出会える楽しさの方が大きいという。
○…休日は職員室で仕事か、野球か、太鼓。「楽しいからいいんです」と笑う。教え子から「彼女がいないんだ」とからかわれたこともあるそう。飯山白龍太鼓は「絶対に伝統を絶やしてはいけないもの」と即答。「こんなに良いものがあることを一人でも多くの人に伝えたい」と身を乗り出す。4月末には創立35周年記念公演も控える。飯山の”顔”としてエネルギッシュにステージに立つ。
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4月19日