5月30日付で一般社団法人厚木歯科医師会会長に就任した 馬場 賢輔さん 馬場歯科医院院長 59歳
「ありがとう」が力の源
○…妻田北での開院を機に歯科医師会へ入会して今年で30年。10年以上、副会長として会長をサポートしてきた。これまで何度か打診があったものの前に出るのは得意でないと固辞してきたが、「右も左も分からないときから世話になっていた会に、少しでも恩返ししたい」と決意した。歯科医師会は昨年創立70周年を迎え、さらに一般社団法人化。「いまは移行期にある。体制を整え、これまでの会長が一所懸命やってきたことを次世代に繋ぐのが私の仕事」と胸を張る。
○…長野県出身で3人兄弟の末っ子。歯科医を志したのは、「お父さんの歯が悪いから歯医者さんになれば」という母親の一言だった。その言葉がいつも心にあり、迷わず東京医科歯科大学に進学。卒業後は相模原市内の歯科医院に勤務し、1983年に独立した。「患者さんにありがとうと言ってもらうことが一番嬉しい。そのために技術を磨くことが楽しい」と仕事の魅力を話す。院内の至る所に患者から贈られた絵画などが飾られ、地域に根差した診療が垣間見える。
○…会長の任期は2年。「口の中を健康に保つ大切さ」を周知したいと考える。成人の約80%に歯周疾患があり、特に歯周病は糖尿病や心臓疾患など全身疾患と深い関係があるという。20代、30代の人は健診を受ける機会が少ないため、歯の無料相談や定期健診利用の呼びかけに力を入れる。また若い世代の会員が増えたこともあり、交流を深めたいとも。「新しいものを取り入れて、活動の幅を広げたい」と意気込む。
○…妻とは大学時代からの付き合い。「ビビッ」と一目ぼれして、猛アプローチしたという情熱的な一面も持つ。2人の愛娘は昨年結婚。約30年ぶりの夫婦水入らずの生活は、旅行を楽しみたいそうだ。と、言いつつも「一昨年娘が猫を拾ってきた。彼女たちの代わりに猫がきたのかな…」とポツリ。娘を持つ父親の寂しさをのぞかせた瞬間だった。
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4月19日