「玉川せんみ凧保存会」会長として長年玉川小・卒業制作のせんみ凧の指導にあたる 前場 政行さん 七沢在住 76歳
ニックネームは前場師匠
○…せんみ凧を伝承し、後世に伝えていくことを目的に「玉川せんみ凧保存会」が発足して今年の4月で10年目を迎える。2006年度からは玉川小の卒業制作「せんみ凧」の制作指導にあたっている。2月2日、同校の凧揚げ大会では6年生33人が手作り凧を空に浮かべた。指導は4カ月をかけ、全10回の特別授業の中で行われた。初回はせんみ凧発祥の寺・伊勢原市東大竹の大宝寺も児童とともに訪問。凧を作るだけでなくこれまでどんな歴史で作られてきたのかを知ってもらいたいとの思いからだ。
○…七沢生まれ。会員は現在18人。学校に教えに行く会員6人は自身も含め、全員が玉川小の卒業生。01年度から08年度まで務めた玉川公民館館長時代に生涯学習の一環として凧作り教室を始めた。玉川の伝統文化を見直していこうと、その3年後保存会を立ち上げた。毎年4月には公民館主催の凧揚げ大会を手伝う。
○…「玉川の子はみんな純真ですね。地域の中で会うと必ず挨拶してくれる。『前場師匠』って親しみを込めて呼んでくれるんです。凧づくりを通して子どもたちと触れ合うことができ嬉しい」と笑顔を見せる。最初に凧作りの指導をした児童は、はたちになった。一番印象に残っていることは、凧が今も当時のままずっと玄関に飾ってあり、両親からも感謝されたことだと話す。「玉川には凧の材料である竹やぶがあり、毎年無償で提供していただきありがたいです。保存会だけでなく、学校や地域の協力体制があってこそ」と口にするのは周囲への感謝の言葉。
○…民間会社に勤務し、主に社内教育を担当した。現在は、玉川地区自治連の会長を務めるなど多忙な毎日。月2回のゴルフが唯一の気分転換。少年時代は野球部でピッチャー。「地域の活動は体力が続く限りやります。子どもは社会の宝でもあり地域の宝でもあります」。温かく優しい心根の人だ。3人の子どもは独立し、妻と2人暮らし。
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4月19日