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厚木市に毎年「あつぎ豚」を寄贈している 臼井 欽一さん (有)臼井農産代表取締役 53歳

公開:2016年2月12日

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真の「本物の味」追い求め

 ○…市内飯山で養豚業を営む有限会社臼井農産の2代目。自社ブランド「あつぎ豚」をはじめとする豚5000頭を飼育し、年間約1万頭を出荷する。現在は、生産から販売まで自社で一貫して行い、7種の飼料、厚木名産「とん漬」に使う米、味噌の大豆も自家生産する。「きっかけは凝りすぎただけ」と笑うが、その心は”本物の味”を食べてもらいたい、その一点。「昔は家で豚を飼って味噌を作って、ということは普通だった。食の豊かさを突き詰めると日本の食文化に辿り着く。その気持ちを大切にしたい」。考えはシンプル。だが、強い信念が感じられた。

 ○…飯山生まれ。物心つく頃から豚に囲まれて育った。家業を継ぐ決意をしたのは中学3年、父親が大病を患ったとき。看病に養豚場、家庭を母親が一人で切り盛りする中で「もう限界か」と閉鎖の話になると「高校を出るまで続けてほしい」。決意は自然と発せられたという。「父と母が生きがいを持ってやってきたことを終わらせたくなかった」。両親が愛を持って生き物に接する姿から学んだことは、今も経営に息づく。

 ○…大きな転機は2回。1度目はバブルの頃。事業拡大する中で従業員が定着しなかったこと。雇ったことも雇われた経験もない20代だった自分にとって「いい勉強になった」という。2度目は、約10年前。生産が順調でありながら肉の価格暴落で資金難に。これを機に自家生産に着手することになった。

 ○…創業52年目。「味だけで違いが分かるくらいもっと美味しくしてあつぎ豚のブランド価値を高め、多くの人に知ってもらいたい」と目指すはさらなる本物の味。多忙の日々も「毎日が息抜きみたいなもの」とさらり。「楽なことばかりじゃないが、動物相手の仕事は毎日発見がある。あとは孫の成長が励みかな」と優しい表情。旅行も「カンボジアの養豚場を見て、そのあと観光でも」という調子。妻と2人暮らし。関口在住。

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