「AKSサポート隊」の隊長を務める 関 庄治さん 船子在住 78歳
皆に慕われる行動派
○…愛甲小学校を「サポートする」。そうした信念のもと、2014年に結成されたのが「AKSサポート隊」だ。”AKS”は愛甲小の頭文字。有名アイドルを模した名には「なんだこれと思うものは人が注目するし、時代の流れに乗らないとな」という自身の発想が反映されている。
○…学校とのかかわりが始まったのは約10年前。愛甲公民館の館長を務めていた当時、学校が授業で使用していた田んぼが使えなくなったという話に、自身の所有する田んぼの提供を持ちかけたのがきっかけだった。以来「お米の関さん」として米という字の意味から、田植え、餅つきまで米に関することを子どもに教えている。隊の発足後は作業も分担。校庭の枝おろしや、公民館長の経験を活かしたキャリア教育の講師選びも担い、手帳にはびっしりと候補者の名前が並ぶ。
○…続けている原動力を問うと「やっぱり子どもが可愛くてな」と優しい笑顔を見せる。子どもたちからもらったお礼の手紙は全部読み、質問は書き出して次に活かす。いっぽうで、「田んぼを続けていくには課題が多い」と、今後の継続の難しさについても言及する。
○…農家の長男として生まれ、南毛利小・中を卒業後、家業を継いだ。転機は、26歳。バスの運転手を頼まれたことをきっかけに、農協へ入職。あらゆる部署を経験し、常務まで勤めあげた。退職後は公民館長、自治会長などを歴任。複数の福祉法人の評議員やSL会の会長など、今なお多くの役を担っている。
○…「まず動く。理屈などではなく、そういうことを続けてきたから、色々な役を頼まれるのかな」と振り返る。「人任せでなく自分でやっていく、それが出来なくなったらやらない」。人前でよく話すのは人生の3つの坂。「上り坂、下り坂、まさか。まさかはやってみないとわからないから、それに挑戦することが大切なのかな」。大らかで、温かい笑顔が印象的。
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4月19日