「水辺の生き物調査隊」の隊長を務める 諏訪部 晶(さかえ)さん 厚木市旭町在住 69歳
「友達感覚で知識を教えたい」
○…2017年に結成し、あつぎこどもの森公園や荻野川などで活動する「水辺の生き物調査隊」の隊長を務める。自然の中で様々な生き物を肌で感じることで、環境保全などに関心を持ってもらおうと、毎年親子を対象とした池や水田などでのフィールドワークを実施。今年は、コロナウイルスの影響で、そうした活動は自粛中だったが、これから夏に向けて、可能な範囲での活動を模索する。「今の子どもたちは水に入る機会も少なく、生き物との関わりも減っている。人間にとってよい環境を他の生き物が教えてくれることもある。水辺の大切さを伝えたい」と熱い。
○…荻野運動公園に隣接するこどもの森公園の計画段階で当初の予定では環境を崩す恐れがあると、NPO法人県自然保護協会らとともに指摘。結果、パブコメなどを経て専門家らの意見を取り入れ、市の生物多様性戦略に則った形で完成に至った。「水辺の重要さを知ってもらうには最適な形になって開園してくれた」とうれしそう。
○…元小学校教諭。授業に草木染やイモリの産卵など、自然に興味を持ってもらえるものを積極的に採り入れた。が、途中から自身がトンボの研究に目覚め、没頭したいと、定年前に教職を離れた。「だんだん自由な授業がやりにくくなってきて…というのも理由の一つ」と少し寂しそう。
○…現在は「トンボを通して環境を見る力をつける」という、神奈川トンボ調査・保全ネットワークの代表の肩書も。今後、こどもの森の雑木林を生かした環境整備や河川調査などを続けていきたいという。「実は『先生』と呼ばれるのは嫌だった。今は生き物という共通の話題で、友達的な感覚で子どもと接することができてうれしい」。笑顔がこぼれた。
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4月19日