厚木北地区大手北自治会の自治会長を務め30年目を迎えた 鈴木 晛司(けんじ)さん 厚木市寿町在住 84歳
「人のために奉仕、恩にきせない」
○…1991年4月1日、55歳の時に大手北自治会長を引き受け、今年で30年を迎える。「自分の住む地域を良くしたい」という想いで、地域に尽くしてきた。自治会長としての貢献が認められ、18年に総務大臣表彰、今年4月には旭日単光章を受章した。「仕事をしながら自治会長になり、大変なこともあったが、奉仕する気持ちでやってきた。地域のみんなに感謝だね」と喜ぶ。
○…自治会に本格的に関わるようになったのは44歳の時。当時の自治会長に「会計をやってほしい」と声をかけられ快諾。その後、53歳で副会長に。「ちょうどバブルの時だった。土地を売って引っ越しちゃう人が多くてね。世帯数が減っちゃって大変だったよ」と当時を振り返る。会長になった当初は「定年になったら交代」と決めていたそう。「だけど引き継ぎのタイミングが合わなくてね」と笑ってみせる。
○…厚木市寿町で生まれ育つ。現在の厚木小、厚木中、厚木高校に通った。高校卒業後にメーカーに入社。タイヤ関係の品質管理の仕事に就き定年まで勤めあげた。家族は夫人と3人の子ども。孫は6人になり、一堂に集まると賑やかだ。「なかなか趣味の時間はないね」とつぶやくが、ちょっとした合間に、植木や盆栽をいじるのが楽しみだ。
○…自治会長を引き受ける時、「自分に務まるかな」と思ったことがある。その時に背中を押したのが福沢諭吉の心訓だ。「世の中で一番尊い事は人のために奉仕し決して恩にきせない事」という言葉は今でも自分の中にある。「そろそろ心機一転を」と次世代にバトンを引き継ぐ準備を進める。「地域を良くしたいという想いは変わらない。次に渡してももちろん協力していくよ」
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4月19日