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ソフトボール女子U19日本代表チームのヘッドコーチを務める 宗方 貞徳さん 厚木商業高校ソフトボール部監督 50歳

公開:2012年11月9日

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ソフト一筋 YAZAWA命

 ○…厚木商業高ソフトボール部を2年連続インターハイ優勝へ導いた敏腕監督。その実績が評価され、来年7月にカナダで行われる第10回世界女子ジュニアソフトボール選手権で19才以下の日本代表を率いる。すでに今月1日から3日間、選手の選考会を行った。選考基準は「投手を中心としたバランス重視のメンバー」。12月には代表選手17人が発表され、2度の合宿を経て世界の舞台へ挑む。本大会はインターハイ直前だが「信頼できるスタッフたちがソフト部にいるからこそ、こうした話を引受けることができた」と感謝の気持ちを忘れない。

 ○…平塚出身。伊勢原高校への進学を機に、野球からソフトボールへ転向。ポジションはセカンド。高校では全国3位、大学では2度のインカレ準優勝を果たした。指導者としてのスタートは教員になってから。平塚の中学校に赴任し、さっそくソフト部の顧問に。「ソフトボールが初めての子ばかり。みるみる上達する姿を見るのが面白かった」。

 ○…10年間の中学校勤務のあと、平塚商業を経て厚商へ。師匠と仰ぐ利根川勇氏と1年間チームを率い、跡を継いだ。就任当初は全国の舞台でなかなか勝てなかった。「我々は来年があるが3年生は最後の一年。申し訳ないなと思った」と唇をかむ。そんな中で支えとなったのがこれまでの伝統。「引退後も上級生が後輩のために練習を見てくれた。去年、今年の結果はその積み重ねだと思います」。

 ○…体育教師としても多くの子どもたちに接してきた。「卒業式はいつも教師冥利に尽きる。どんな学年でも、一緒にいてよかったなって。だから辞められない」と笑顔になった。

 ○…子どもは3人。小学5年生の長男は野球少年。「あまり息子のプレーは見たことないんです。妻に『たまには見てあげたら』と言われるんですが…」と苦笑い。毎年武道館に駆けつけるほどの、矢沢永吉ファンでもある。
 

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