神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

9月8日に初ライブを行った「爺ぃじいバンド」のバンドマスター 馬場 徹さん 吾妻町在住 68歳

公開:2013年9月13日

  • X
  • LINE
  • hatena

「情熱しかないんです、私は」

 ○…県央地域に住む音楽好き、平均年齢70歳代の「爺ぃじいバンド」デルプラードを結成して早2年。初舞台となった半原神社の秋季例大祭はあいにくの雨。それでも16人の爺と妙齢のご婦人たちは、耳なじみのある昭和歌謡を気持ちよさげに演奏し、会場を盛り上げた。バンドマスターとして自身はドラムを担当。「反省会でも、みんな初めてだったけど、まぁこんなもんかなっていう話をしました」と振り返る。

 ○…自称「見てびっくり、聞いてがっかりのビックリバンド」。知人のミュージシャンからは「よくやるな」と揶揄され、メンバーからも「我々が人前で演奏するのはまだ早いよ」と言われる。それを説得してステージに立ったのは「メンバーが家族や孫に自慢できる姿を見せてあげたい」から。演奏も各パートが目立つよう、各自の見せ場を楽譜に盛り込んだ。音楽経験者がいると聞けば、西へ東へ奔走。音楽への想いを共有できる仲間を自力で集めた。

 ○…生まれも育ちも厚木。音楽経験は厚木中のブラバンで小太鼓を叩いた位。それでも音楽に対する情熱は強く、卒業後は東京各地のジャズ喫茶へ。住み込みで働き、楽器運びを手伝うこともあった。その後はホテルマンやコーヒー会社、タクシー運転手など、様々な職業を経験。それでも音楽への想いを捨てきれず、厚木でパブを営んだこともあった。「情熱しかないんです、私は」。目をキラキラさせながらそう話す。

 ○…現在の仕事、タクシー運転手はこの道25年。さまざまな客を乗せてきた。印象深いのは雨の日に企業の接待から帰る客を乗せた時。「接待の成功を決めるのはタクシーの運転手。タクシーで嫌な思いをすると私のせいで接待全体の印象が悪くなる。車を降りた後水たまりに入らないよう、家に帰るまでの道を車のライトで照らしてあげたんです」と。これぞまさしく日本の「おもてなし」の精神かと膝をうった。
 

厚木・愛川・清川版の人物風土記最新6

荻野 洋一さん

厚木商工会議所青年部(厚木YEG)第23代会長に就任した

荻野 洋一さん

中町在住 44歳

5月24日

小出 賢(まさる)さん

全日本アームレスリングストラップ選手権のマスターズ無差別級で優勝した

小出 賢(まさる)さん

愛川町半原在住 54歳

5月17日

田頭 文昭さん

20周年を迎えたあつぎ観光ボランティアガイド協会の会長を務める

田頭 文昭さん

厚木市栄町在住 74歳

5月10日

平居 拓也さん

5月18日まで鳶尾「もりや亭」で鉛筆画を展示している

平居 拓也さん

厚木市森の里在住 39歳

5月3日

小川 貴司さん

4月に発足した厚木市消防本部日勤救急隊の隊長を務める

小川 貴司さん

厚木市寿町在住 45歳

4月26日

澤本 徹さん

4月1日付けで厚木市立病院の救急センター長に就任した

澤本 徹さん

厚木市七沢出身 52歳

4月19日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 5月24日0:00更新

  • 5月17日0:00更新

  • 5月10日0:00更新

厚木・愛川・清川版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月29日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook