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民謡の会「鈴謡会(りんようかい)」を主宰する 鈴木 晶子さん 鳶尾在住 72歳

公開:2016年1月15日

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感謝の気持ち忘れずに

 ○…「本当にたくさんの人に聞いていただけて、皆とても満足です」。新春の恒例行事、厚木市合同賀詞交換会において列席する500人の前で民謡を披露した。「最後には厚木音頭のアンコールまでもらっちゃって」と嬉しさを語る。

 ○…民謡を始めたのは30歳ごろ。2人の子どもの育児に奔走していた当時、ふと目にした看板を頼りに見学に行くと、一目でとりこになった。「三味線があって太鼓があって。とても楽しそうで、すぐにやりたいと思いました」。そうと決まれば練習。1日に6時間ほどやっていた時期もあったとか。「夜は押し入れに入ってやってね」と苦笑しながら当時を振り返る。

 ○…鈴謡会を立ち上げたのは、それから4年ほど経った後。練習の音を聞いた近所の人が「教えてほしい」とやって来たことがきっかけだった。「その時からいつも言うことが『私でよければ』。私は自信もないですからね」と謙遜する。現在は8歳から100歳までの会員30人が在籍。一時は60人程度まで増えた時期もあったそう。「年配の人は楽しく健康寿命を延ばすこと。若い人には全国大会にも出て、外への門戸を開いて欲しい。そこが私の役目です」と会員への想いを口にする。

 ○…横浜市保土ケ谷区出身。結婚を機に厚木にやってきて約半世紀。趣味はと聞けば「歌と三味線で精いっぱいよ」とケラケラ笑う。「本当に楽しいから続けられているのよね。もう、絶対に好き。絶対ね」というほどの、民謡好き。何が一番魅力か問えば、「やっぱりね、歌そのものが好きなのよ。あれもこれも歌いたい、習いたいって、いつも思っているわ」。その言葉通り、現在も自身の稽古に東京へ通い、技術向上に余念がない。「習うのもとっても楽しいのよ」と笑顔がはじける。「本当に、私は会員さんに恵まれていて、いつも感謝しています。だから生徒さんがいる限り、会を続けないとね」。何度も繰り返す、周囲への感謝が印象的。

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