厚木商工会議所依知北ブロック会議で実行委員長として石巻市雄勝町の復興支援を続ける 服部 明さん 上依知在住 52歳
継続は力なり
○…宮城県石巻市の東部にある、雄勝町。東日本大震災で大きな被害を受けたこの街のために、依知北地区で働く厚木商工会議所の会員たちが2013年から支援活動を始めた。その実行委員長を当初から務める。地元自治会と協力し、藤塚みどり公園での交流イベントと、雄勝への訪問を交互に実施。今年は2度目の現地訪問を予定。「子どもたちの代まで続く、長い付き合いにしたい。個人同士での交流が深まるのが理想」。活動の芯にあるのは「継続は力なり」の想い。
○…支援活動を始めた翌年の2014年5月、会員たちと初めて雄勝町を訪れた。建物がひっくり返ったまま、更地にすらなっていない「あの日のまま」の風景。「世界2位にまでなった経済大国が、3年経ってもこんなものなのか。同じ日本だと思えなかった」と衝撃を受けた。一方でカキ養殖の現場や仮設商店街も視察。復興に向けて活動する人々の姿を目に焼き付けた。「活動を続けることで現地の情報を地域に伝えられる」と、支援交流への決意を新たにした。
○…生まれも育ちも依知。学生時代は自称「照れ屋で普通の子」。卒業後は仕事を転々としつつ「お金持ちになりたい」と21歳で起業。飲食店を経営し、人前で照れずに話すすべを学んだ。ほどなく来店客からの誘いを受け、1993年に金属売買の事業を開始。己で販路を切り拓く「攻めの事業」に魅力を感じた。2014年には現在の(株)メイシンマテリアルに社名変更。「ポンコツのトラック」一台から始めた仕事は、13人の従業員を抱え全国と取引を行う大きなものに。めざす企業像は、地域に愛され、長く続く会社だ。
○…取材したのは経営者が多く集まる式典の前。5分に一度、通りかかった地元の多業種の人から声がかかる。そのほとんどは仕事以外で培った人脈。「本当に多くの人に面倒を見てもらった。人に助けられた人生ですよ」とはにかんだ。
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4月19日