「ふるさと絵画コンクール」事業を発案した 中尾 賢治さん (公社)厚木青年会議所 監事 40歳
ふるさとは自分の原点
○…子どものころに繰り返し歌った校歌は、大人になってもふとしたことで思い出す、心に刻まれたメロディーだ。この校歌を歌うのではなく、子どもたちに絵にしてもらおう。校歌にはその地を象徴する景色や先人の想いが詰まっている。その歌詞を読み取りながら、校歌に織り込まれている言葉について考え、家族と語り合うことで、地域愛を育くむことができるのではないか。そんな思いで発案した。
○…この全国的にも珍しい取り組み「ふるさと絵画コンクール〜校歌に想いを寄せて」は今年で4回目を数えた。厚木・愛川・清川の小中学生から337点の応募があり、表彰式も終えた。市町村からの後援はもとより、地域企業からの協賛も増え、青少年育成事業として注目されている。
○…主催するのは青年経済人で組織される厚木青年会議所。地域のたから発信委員会の委員長だった2015年、この絵画コンクールを企画。展示会に来場した女性から「まさか孫からふるさとを想う気持ちをこの歳になって教えてもらえるなんて想像もしていなかった」と感謝されたことが一番印象に残っている。
○…現在、寿町のちぐさ幼稚園園長。子どもたちに囲まれる毎日だ。出身は兵庫県。幼少のころからやんちゃで大の阪神ファン。大学進学を機に上京。社会人の野球チームで現在副園長の妻と出会い、厚木が第二のふるさとになった。園長会の先輩から声がかかり入会、活動に打ち込んだ青年会議所も今年で卒業。卒業ロスを軽くするため、走り込む毎日。つい先日も横浜マラソンに出場し3時間44分の記録を出した。「ふるさとは自分をつくってくれた原点。子どもたちがふるさとを考える機会になるこの事業を続けていってもらえたら嬉しい」と語った。
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4月19日