日本全国を地球2周分踏破。今も歩き続ける 鈴木 歩さん 厚木市鳶尾在住 73歳
肥満防止の散歩が全国へ
○…2008年から全国を歩き、昨年2月時点で1億歩、地球2周分の距離を歩いた。きっかけは肥満防止のために始めた散歩。いざ歩くと体調もよく、持ち前の好奇心がむくむくと顔を出す。「最初は地元の荻野川にいくつ橋が架かっているのか確かめてみようと。そこから次第に距離が延び出したんです」と笑う。
○…その範囲はみるみる広がる。地域の歴史や風土に興味を持っていたため、『厚木ふるさと道標』を頼りに同市内を、『かながわの橋100選』を片手に県内を巡った。五街道や東海自然歩道へ足を延ばし、一之宮巡りを思い立ち全国へ。今も続く徒歩旅は、月に1回ペースで1週間から10日ほど歩き、現地から飛行機等で帰宅。次回は戻った地点まで行き、現地から歩くという繰り返し。「古い書物や小説、映画等に出てくる舞台や情景が、感動的に瞳に飛び込んでくる」と魅力を話す。
○…整備されていない山道を歩くことも多く、疲労で進めなくなることも。「そういう時は無理せず予定を変更する」と自己管理も徹底。しかし一度腰痛で動けなくなったところを通りがかりの人に助けられ、「人の温かさに触れ、本当にありがたかった」と感謝。人との出会いもこの旅にハマった要因のようだ。
○…40年ほど前に鳶尾に移り住む。大手機械メーカーを55歳で早期退職した。二人の子どもは独立し、現在は夫人と二人暮らし。「毎回快く送り出してくれる妻には感謝しかない。不思議なもので、楽しいはずなのにいつも旅の終盤は早く帰りたくなる」と照れ笑い。
○…現在は全国の海岸線にある市町村制覇の旅を決行中で7割ほど達成。今の目標は「75歳まではこのペースを崩さないこと」。また喜寿には何か挑戦したいとも。「プランを考えるのも楽しい」
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4月19日