逗子・葉山版 掲載号:2014年2月21日号 エリアトップへ

「プラネタリウム・プランナー」として各地で移動式プラネタリウムや天文のワークショップを開催している 河合 準子さん 逗子市山の根在住 49歳

掲載号:2014年2月21日号

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星空の魅力、伝えたい

 ○…夜空を少し見上げてみて。暗闇にまたたく星が、きっと貴方を元気にしてくれるから――。プラネタリウムで目にした満天の星空に心奪われた少女は時を経て星空の案内人になった。肩書とする「プラネタリウムプランナー」は日本で唯一人。「自分で考えた肩書だから当たり前ですけど」と優しい笑みを浮かべる。文化教室や地方での講演。星にまつわる話を携え、全国各地を飛び回る日々を送る。

 ○…「ギリシャ神話に出てくる大神ゼウスは実は女癖が悪いんです。白鳥座やおうし座はゼウスが浮気にでかけるために変身した姿なんですよ」。軽快に語られる話にはどこか聴く者を前のめりにさせる力がある。時にロマンチックに、時にアダルトに。「聴く方の年齢や性別に合わせて内容を変えています」とその引き出しは実に多彩だ。各地で閑古鳥が鳴くプラネタリウムも少なくない中、自身が弁舌を振るう場には多くの人が詰めかける。モットーは「身近な話題も盛り込みながらわかりやすく」。最近では「宙の学校」と題した見学ツアーやワークショップを企画する機会も多い。

 ○…社会人になってしばらくはテレビの制作会社に勤めた。深夜残業は当たり前。駅に降り立っては夜空を眺めるのがささやかな息抜きだった。その後縁があり、プラネタリウムのメーカーに転職。当時手掛けたコンテンツ制作やイベント企画が現在の礎になった。独立から4年。「綱渡りな部分はあるけど、この仕事ならではの楽しさにハマっています」とやりがいをかみしめている。

 ○…「小さいことは、忘れてしまいましょう」。語り部はそんな思いも込める。「宇宙は全て星の欠片からできている。もちろん人間も。壮大な視点を持てば少々嫌なことや辛いことなんてどうでもよくなりませんか」。空には無限の可能性が広がっている。その魅力を一人でも多くの人に伝えたい。意欲をにじませる自身の瞳にも、星が瞬いていた。

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