(公社)日本青年会議所関東地区神奈川ブロック協議会の第47代会長を務める 清田 祐介さん 逗子市久木在住 39歳
最大限の恩返しを
○…胸元の赤いバッジに刻まれた「粋」。約1500人という大所帯をまとめる今年、所信として掲げた「粋だね!かながわネットワーカーズ」からの一字だ。地域の青年らがまちづくりに尽力する市民団体、青年会議所(JC)。その全国組織である日本JCに属する神奈川ブロックの会長を務める。逗子葉山からの輩出は14年ぶり3度目。いわば”神奈川の顔”としてメンバーをけん引する大役だ。
○…23歳でJCの門を叩いた当時、率先してまちづくりに奔走する先輩の後ろ姿に憧れた。それは自らの原点でもある。「逗子葉山で学んできたことをブロックで活かしたい」と遠い日の記憶と今を重ね合わせる。JCマンとしてモットーとする「地域のために、まちづくりという名の人づくりをする」もその一つ。だから自らの役目に人材育成をあげた。人の成長は組織の成長であり、それが活動として還元されるからだ。もう一つは被災地の復興支援。「戦後復興のために組織されたのがJCの起源。震災から3年、復興半ばで今も困っている人がいるなら、そこに手を差し伸べるのが第一義だと思うんです」
○…地元逗子葉山では3度に渡って理事長を務めた。傍目から見れば名誉に映るかもしれないが、歴任は異例で、組織に人材を欠いていたことの裏返しでもある。神奈川ブロックの舵取りをするには、地元組織のまとまりと出向者を輩出できるだけの人材が必要だった。折しも今年、逗子葉山JC創立50周年の節目。「自分がどうこうじゃない。メンバー皆が成長して、協力してくれるからこそ」と感謝が口をつく。
○…会長職を務める今年は、長年人生をかけて打ち込んできたJC活動卒業の年でもある。地域の活動と両立する今年は多忙を極めるが、今の軌跡が地元地域とJCの今後に繋がると考え、自らを奮わせる。「残りの時間は恩返し。この地域とJCのため出来る限り、最大限を尽くしたい」
|
<PR>
|
|
|
|
|
|