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逗子・葉山版 公開:2015年4月10日 エリアトップへ

沼間小学校区地域連合会(住民自治協議会)の会長を務める 橋本 紘一さん 逗子市沼間在住 74歳

公開:2015年4月10日

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まずはやってみよう

 ○…およそ3人に1人が高齢者――。社会構造の変化が如実に現れつつある逗子市で今年1月、新たな住民組織が沼間地区で立ち上がった。市が市内5の小学校区で設立を目指す「住民自治協議会」。その先駆けとして自治会や町内会、PTAなどが横の連携で繋がり、地域の課題に取り組む。「協議会は20年、30年先まで続くもの。皆と協力しながら作り上げたい」。発足から3カ月。組織運営は徐々に軌道に乗り始めている。

 ○…住民自治協は行政機能の一端を地域が担う、いわば地方分権ならぬ「地域分権」だ。その範囲は防災や青少年育成、ごみの資源化など幅広い。沼間地区では5年ほど前に前身の連合会が設立したが、一方で前例のない取り組みを不安視する声も少なくなかった。そんな折、必ず伝えていた一言がある。「嫌だったらやめればいい。まずはやってみよう」。成功するもしないも、やってみなければ分からない。それにせっかくやるなら前向きな方が面白いではないか、と。

 ○…現役時代は大手電機メーカーに勤め、テレビカメラの設計などに携わった。3日に1度は会社に泊まり込むなど仕事1本に明け暮れたが、リタイヤ後は地域間の繋がりや支え合いの大切さを痛感するように。「だから自分を棚に上げて今は40代、50代の人を中心に(地域活動に加われと)口説いてるよ。『自分一人だけで生きてる訳じゃねーだろ』なんて言ってさ」と笑う。

 ○…住民自治協は曰く「スモールカンパニー」。会社のように組織を体系化し、必要があれば仕事内容に応じて会員に賃金を支払うべきとも考える。「ボランティア精神だけでは長続きしない。多少なりともお金が発生すれば責任感も生まれてくる」。組織は産声をあげたばかりで「地域分権」の仕組みが定着するまでにはもう暫くかかるかもしれない。それでも「地域のことを地域で解決する。それは本来のあり方ではないかと思うんです」と前を向いた。

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