逗子・葉山版 掲載号:2015年9月25日号 エリアトップへ

体験学習施設の運営方法などを話し合う「スマイル学生委員会」の委員長を務める 只川 美和さん 逗子市池子在住 13歳

掲載号:2015年9月25日号

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皆がほっとできる場所に

 ○…池子の第一運動公園内にある体験学習施設「スマイル」。児童館機能を備えるこの場所で、利用する子どもたち自身が施設のあり方について議論する組織が「スマイル学生委員会」だ。メンバーは中高生に大学生を加えた15人。9月、委員会のまとめ役に手を挙げ、最年少ながら委員長についた。「小学生の頃から(表に)出るのが好きで」とあどけない笑みを浮かべる。

 ○…主な活動は月に一度の定例会。施設の使い方は適正か、もっと皆が楽しめるアイデアはないか。話し合いの場では年齢の垣根なく、皆が忌憚(きたん)なく意見を出し合う。議論の結果は学生委の総意として市や教委に届けられ、施設運営に還元されることもある。休止状態にあったバドミントンを再開させたことや、来館者が菓子作りなどを通じて交流を図る「スマイルキッチン」が事業化されたのも学生委の声がもとだ。

 ○…議論の進行役としてだけでなく、自らも積極的に声をあげる。以前から疑問に感じていたことがあった。施設内にある音楽スタジオは現状、高価な機材もあることから利用は経験者に限っている。「でも皆が最初から経験者な訳じゃない。初心者だけ使えないなんておかしい」。メンバーに知恵を借りながら議論を重ねたところ、「初心者を対象にした講座をやってはどうか」との考えが浮かんだ。このほど経験者の協力が得られることになり、講座も近く結実する見通しに。「自分たちの言葉で、スマイルがいい方向に変わっていくことが嬉しい」とはにかむ。

 ○…子どもたち皆の居場所を作ること。それが学生委の指針だ。自身にとってもスマイルは学びの場であると同時に友人とお菓子を作りに来たり、ふと立ち寄りたくなる気分転換の場所でもある。「学校に馴染めなかったり、大勢の人が苦手な子もいる。そういう子たちも気軽に立ち寄れて、皆がほっとできる場所を作っていきたい」。そんな思いが原動力になっている。

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