神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
逗子・葉山版 公開:2016年3月11日 エリアトップへ

今日逗子で行われる「この指と〜まれ!ZUSHIROCK(ズシロック)」を企画した学生グループ「3.11つなぐっぺし」の代表 田島 梨央さん 逗子市小坪在住 17歳

公開:2016年3月11日

  • LINE
  • hatena

学生なりに出来ることを

 ○…学生である自分たちに、継続的な支援活動は難しいかもしれない。だから考えた。学生なりに何が出来るかを。東日本大震災が発生した3月11日に被災地と地元を繋げるイベントを2年前からメンバーとともに企画している。今年考案したのは高校生によるチャリティーライブ。同世代に向け、音楽を通じて今一度震災や災害といったテーマに向き合ってもらおうと考えた。モットーは「気負わず、楽しみながら」

 ○…震災から今年で5年。記憶の風化は若者たちの間でも顕著だ。日頃友人との間で話題にのぼることも今やほとんどなくなった。だからこそ、思わずにはいられない。「今同じ災害が起こったらと思うと怖いなって」。記憶の風化は忘れ去るのと同義。未曾有の大災害は予期せず、津波とともに多くの人命を奪い去った。同じ悲劇を繰り返さないよう万が一に備えることこそが得るべき教訓だったはず。「何かあったら取り返しがつかない。だから知るだけでなく、自分で考えることが大事だと思うんです」。イベントはいわば、そのきっかけ作りの場と考えている。

 ○…中学3年生のとき、岩手県陸前高田市へ赴くボランティアバスツアーに参加。破壊され、吹きさらしになった建物や瓦礫の中から見つかる生活の痕跡。震災から数年を経ても生々しい爪痕を残す津波の凄まじさに思わず息をのんだ。被災地の実情を目の当たりにしたことで、「ニュースでは見えない現実がある」とも感じた。得た経験を、周りの大切な人に伝えよう―。その思いが、学生グループ立ちあげの契機になった。

 ○…当日は自らもバンドメンバーの一員として前座を飾る。受験勉強に部活、アルバイトと多忙な日々だが、時間の合間を縫って昨年末から練習を重ねた。「ドラムをちゃんと演奏するのは小学生ぶり。1曲だけですが、会場を盛り上げたい」と笑みを覗かせる。楽しみつつも、記憶に残る一日に。それも立派な支援の形だ。
 

本まぐろ直売所

4/26~5/6は休まず営業、毎月第2・4土日は特売日!

https://www.yokosuka-honmaguro.com/

<PR>

逗子・葉山版の人物風土記最新6

小田 乃梨さん

今回から葉山芸術祭の実行委員を務める

小田 乃梨さん

葉山町一色在住 41歳

4月26日

志原 光徳さん

第54代逗子警察署長に就任した

志原 光徳さん

逗子市池子在住 58歳

4月12日

柳川 謙司さん

第75代葉山警察署長に3月19日付で就任した

柳川 謙司さん

横浜市在住 59歳

3月29日

大竹 則彦さん

葉山町制100周年PR大使に就任した「ミューシー」を生み出した

大竹 則彦さん

葉山町下山口在住 67歳

3月15日

後藤 慶幸さん

2月25日に開催された「Jazz in 鎌倉」の実行委員長を務めた

後藤 慶幸さん

逗子市在住 64歳

3月1日

平尾 香さん

リビエラ逗子マリーナ内レストランで自身の企画展が開かれている

平尾 香さん

逗子市新宿在住 51歳

2月16日

あっとほーむデスク

  • 4月26日0:00更新

  • 4月12日0:00更新

  • 3月29日0:00更新

逗子・葉山版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

逗子・葉山版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月26日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook