映画『夏の一歩』で演技指導を担当した 杉山 晴香さん 逗子市小坪在住
芝居に魅せられて
○…俳優や映画プロデューサーとしての経験を買われ、短編映画『夏の一歩』で演技指導を行った。知人の同映画プロデューサーから依頼され「面白そう」と二つ返事でOK。過去に自分が学んだ演技メソッドやトレーニング法などを伝授した。「みんな熱心で、どうすればよくなるかなどのディスカッション、カリキュラム作りが楽しかった」と振り返る。
○…神戸市出身。ミュージカル好きの母の影響で小3から中2まで児童劇団に所属。高校受験で一度は芝居から離れたが、どうしても諦めきれず、千葉大在学中に都内の芸能事務所養成所へ通った。CM出演やドラマ出演などを経験し、芝居で生きていこうと決意して大学を中退。しかし、役者だけでは食べて行けず、いろいろなバイトを掛け持ちした。「社会経験が後で演技に生かされた」と懐かしむ。年齢的に役に縛りが出てきて出演機会が減ってきたが、映画に携わりたいとの思いから、プロデュースの仕事をするように。これまでに短編も含め10作品ほどを手掛けた。作品を育て、多くの人に見てもらうという役者とは違う喜びを感じる。
○…結婚を機に逗子へ。当初は不便さに戸惑ったが、今では「小坪漁港ののどかさ、ワカメ干しなどで感じる季節感、人の温かさが心地よい」とぞっこん。趣味はドライブ。今月下旬、友人の結婚式でアメリカに行くのをきっかけに、夫とサンフランシスコからニューヨークまで約10日間かけてアメリカ大陸を横断する予定だという。
○…いつか自分で映画を撮るのが夢だ。歩きながら、ドライブしながら「ここでカメラがこう、とか妄想します」と笑う。社会派のヒューマンドラマを描きたい。すでに企画はある。あとは実行あるのみだ。
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